EVO参加のススメ(EVO2018オフレポ①)

8/3〜5にアメリカ・ラスベガスで行われた世界最大の格闘ゲーム大会 EVO 2018 に参加した。出場種目はサイドトーナメントで行われたARMS。

僕がARMSの海外大会へ参加したのは今年6月に同じくアメリカのウィスコンシン州で行われた「Smash’N’Splash 4」(以降SnS4)以来2度目になる。

自費で年2回のアメリカ遠征はさすがに厳しいので、今年はSnS4にのみ参加にするつもりだった。しかしそこで自分が納得できる成績を残すことができず、リベンジしたい想いと、なにより海外ARMSプレイヤーと過ごした時間がひたすらに楽しかったので、勢いでEVOのARMSサイドトーナメントにも参加することを決めた。

今回もあぶ(@abusmabura)さん(右)と一緒の旅

■ARMSトーナメント

ARMSトーナメントが行われたのはEVOの初日、8/3。日本プレイヤーは活躍し、優勝:KHUさん,3位:しゃとうさん, 4位:Pegaさん, 6位タイ:あぶさん と皆上位入賞を果たした。僕は9位タイで終了。もうひとつ勝ち上がりたかったが、予選Poolを抜けられたことと、すべての試合で終始攻めの姿勢がとれたことに満足している。(ちなみに僕を負かしたのはあぶさんという皮肉…)

この日のトーナメントの詳細は別途まとめようと思う(準備中)

トーナメントが終わった後はゲームバーに移動してパーティー。EVOjapan、SnS4と過去の大会で出会った海外プレイヤーとの再会を喜び、新しく出会ったプレイヤーとも交流を楽しんだ。お酒を飲みながら遅い時間までARMS談義。拙い英語でも同じゲームのプレイヤー同士なら共感できる話題が多く不思議と会話が成立するのが面白い。

ARMSコミュニティは海外でも温かく、いつも僕らに手厚いもてなしをしてくれる。EVOjapanでARMSトーナメントが実現し、みんなが来日してくれた時には最大の歓迎をもってお返ししたいと思う。

■EVO DAY3

初日にARMSトーナメントを終えたあとはDAY2,DAY3と会場を見て回り世界最大のゲームの祭典を楽しんだ。世界中からEVOに集まった人々。国籍も参加する種目も立場も違えどみなゲーム愛にあふれる人たち。その熱量は凄まじかった。

特にDAY3のファイナルステージではトッププレイヤーのプレイに呼応して会場が揺れるような歓声が起こる。世界最高峰の戦いを一体感を感じながらの観戦はネット中継では得られない特別な体験だった。

・DAY3の様子(準備中)

 

そしてEVOといえば開催地は世界最大の歓楽都市ラスベガス。数々の映画の舞台になっているアメリカを象徴する都市の一つ。いつか行ってみたいと思っていた憧れの街だ。まさかゲーム大会に出場するという理由で訪れることになるとは予想していなかったが。最高級のエンターテイメントも堪能し、観光面でも充実した時間を過ごすことができた。

・グランドキャニオンでARMSしてきた話(準備中)
・シルク・ド・ソレイユ「オー」観覧した話(準備中)

 

今年2度目の長期休暇の調整と旅費の捻出は大きな負担となったが、EVOでの体験はそれらに変えられない貴重な体験だった。

僕はARMSを始めるまでゲームの大会に出場したことも、友人以外と対戦ゲームをした経験もほとんど無い。毎年ネット中継で観ていた憧れのEVOという舞台に、まさか自分がプレイヤーとして参加できる機会が訪れるとは。1年前の自分に説明しても信じないだろう。

ARMSというゲームを世に出してくれた任天堂のみなさん。ARMSを盛り上げ、プレイヤーとしての熱量を持続させてくれる国内外ARMSコミュニティのみなさん。そして今回EVOサイドトーナメントを主催・運営してくれた OPTIMAL COMBOBustahTaiwanNinjaVanessa。この素晴らしい経験を与えてくれたすべての人にお礼の気持ちを伝えたい。

TaiwanNinja、Bustahと

いつも共に旅をしてくれるあぶさんにも感謝している。常に豪快でエネルギッシュ。尻込みする僕の背中を押して一歩踏み出すきっかけをくれる人だ。

グランドキャニオンであぶさんと

 

2度の海外遠征の経験をしてみて思うのは、興味がある人には多少無理をしてでも一度海外の大会に参加してみてほしいということ。金銭的にも時間的にも大きな負担がかかるが、きっとそれ以上の価値が見つけられると思う。

海外プレイヤーに知って欲しい日本のプレイヤー、海外の大会運営や実況について一緒に語り合いたい人。その場にいてほしい人の顔が沢山浮かぶ。

ARMSの大会はまだまだ規模が小さいが、それでも人生の中で「世界大会」に参加するという経験ができるのは希少なのではないだろうか。見知らぬ海外のプレーヤーと戦う緊張感、「世界一」のタイトルを目指して戦える大会の興奮を味わってほしい。

 

大会の成績以外にも得られるものはたくさんある。ゲームを通じて海外の人達と言葉の壁を超えて交流ができるのも貴重な経験だ。僕は多くの日本人と同様、海外の人との交流に苦手意識があったが、ARMSを通じて出会った海外の素晴らしい友人たちとコミュニケーションをとっているうちに不安は好奇心に変わっていった。

恐れがなくなれば海外は興味の対象に溢れている。一人でラスベガスの街を歩くこともできるようになったし、信号待ちの間に見知らぬ外国人とも簡単な会話をするくらいになった。わからないことは何でも質問して行動範囲をどんどん広げていく。今では世界中を旅してみたいという気持ちにまでなっている。昔の出不精の僕を知っている友人たちは短期間での変わりように驚いている。

 

自分の好きなもの(ARMS)をとことん楽しんでやろうと前のめりで取り組んだ結果、見える世界や価値観がどんどん変わっていく経験はとても刺激的で、純粋に楽しい。この気持ちが共有できる人が増えていったら素敵だと思う。

今回、自分の備忘録も兼ねてこの旅の様子と、費用やスケジュールなどの情報をまとめるので、今後具体的なアクションをとろうとする方の参考に少しでもしていただける部分があると嬉しい。

 

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