ARMS JGP18 東京大会DAY1 オフレポ(Nintendo Live)

さて、前回の記事ではこのオフレポの冒頭に軽くJGPとはなにか紹介するつもりで書き始めたものが、想いが溢れ出て肥大化し1記事分の分量になってしまった。

改めて Nintendo Live で行われたARMS JGP18 東京大会のオフレポをまとめる。まずは一日目に開催された一般部門の様子から。

 

JGP18 東京大会 DAY1(一般部門)11月3日 AM 9:00

会場は幕張メッセ。一般入場の開始はAM9:00から。時間前に待機列ができていたようだが、開場とともにすべての人が中に入れたようで、僕が10分ほど遅れて到着したときには全く並ばずに入場することができた。

会場間もない様子を入り口から撮影

大会に出場する選手の集合時間はAM8:30。ARMSのブースを訪れると出場選手の確認とルール説明が行われているところだった。この日は64名の出場登録に対して欠席が10名。事前に補欠当選していた選手が繰り上げ参加となった。

予選会場には対面の対戦台が2セット1ブロック x 8ブロック(+ステージ上の配信台1セット)用意されていた。64名のトーナメントに対して十分な数だ。据え付けのヘッドセットもあり、プレイ環境はとても充実している。(ARMSの予選終了後、マリオテニスエースの予選会場としても使われていた。)

ブロックの手前側の対戦台の試合は上部の大型モニターに映し出される。予選から強豪選手同士の熱い対戦カードが多い大会で、試合の様子を一覧できるこの設備は嬉しい。

機能的な対戦台。設置数も多い。
JGP17のジャンプフェスタ予選の様子。遠くからモニターを覗き込むのに必死

また、予選から中継配信があったことにも驚いた。きちんとステージが用意されている。

そしてそこにはARMSプレイヤーから「れいちぇる」の愛称で親しまれている実況解説の高橋麗さんと、リングアナウンサーの国本さんの姿が。

昨年と同じ顔ぶれが1年ぶりにJGPが帰ってきたことを実感させてくれる。テンションが上がる。

リングアナウンサーの国本さんと実況・解説の高橋麗さん

 

AM9:30 予選開始

選手へのルール説明時に設置されていた整列用のロープも移動され、観戦者も対戦台の間近まで入れるように。

別の大会では鉄柵でエリアを隔離されていて、観戦に来た人がまったく試合の様子が見られないこともあったのでこの心遣いもありがたい。

ARMS独自プレイスタイル「いいね持ち」を表すポーズで「試合開始!」
みんなも合わせて試合開始コール
これはちょっと違う?

予選は16人ずつA〜Dブロックに別れて、BO3、シングルイリミネーション形式のトーナメント戦で行われ、各ブロックの通過者がメインステージで行われる準決勝・決勝へと進む。

昨年の予選はBO1のシングルイリミネーションであったが、今年は多くの大会で採用されているBO3に変更された。

実力差を覆す「事故」が発生するリスクは減るが、試合数の増加に伴い進行に時間がかかる。その分対戦台やスタッフの人数を増やして対応し、出場選手に好ましい環境を作ってくれた運営に感謝だ。

試合はLAN対戦モードの闘技場モードを使って行われる。観戦していて若干ラグの発生があったように見受けられた。(出場選手からも同様の声があった)このあたりの環境整備は公式非公式問わず、人数が多く集まるどの大会においても共通した課題である。

東京大会には全国から参加者と応援が集まった。プロチーム所属のプレイヤーも出場し、予選からハイレベルな試合が続く。

スーパープレイに盛り上がる会場

 

予選通過者

ブロック決勝は全て配信台で行われた。どの選手も大会で優勝あるいは上位入賞経験のある選手ばかり。誰が勝ち抜けてもおかしくない組み合わせだった。

Aブロック決勝:○ジン選手 vs ●DTN | KHU選手
Bブロック決勝:○うろん選手 vs ●エリゴ〜ル選手
Cブロック決勝:○あなほりし選手 vs ●がすマスク選手
Dブロック決勝:○DTN | Shateau選手 vs ●きらくん選手

■予選トーナメント結果

試合の様子は公式チャンネルのアーカイブで見ることができる。

JGP18 東京大会 一般部門(1回戦~準々決勝)

 

 

PM12:10 メインステージで決勝トーナメント開始

舞台を Nintendo Live のメインステージに移し、決勝トーナメントがスタート。オープニングムービーの後、壇上にプロデューサーの矢吹さんが登場。ゲスト解説に加わり、これで完全に昨年のJGPと同じスタイルに。

昨年とおなじメンバーが揃った。これぞJGP。

ここで決定する東京大会の優勝者・準優勝者が11月23日に行われる京都大会の上位2名と全国決勝大会を行うことになる。

なお、今年5月に行われた提携大会「春拳 Spring Fist powered by Twitch Prime」でチャンピオンベルトを獲得したPega選手がその場で王座返上を宣言したため、現在JGPのチャンピオンは不在となっている。

そのため今大会で全国優勝を果たした選手はチャンピオンベルトを獲得し、そのまま王座に就くことになる。

優勝者に贈られる特製のオリジナルスタジャンも発表された。

全国チャンピオンに贈られる特製スタジャン。
革素材?でかなりゴージャスな一品。ロゴがめっちゃでかい。
実況解説席についていよいよ試合開始。この並び懐かしい。

 

決勝トーナメント出場選手

決勝トーナメントに上がったのは次の4選手。

Aブロック代表:ジン選手
メインキャラクター:キッドコブラ

最近非公式のオンライン・オフライン大会で上位入賞を果たしている勢いのある選手。キッドコブラ意外の他のキャラクターも高いレベルで使いこなせる。

 

Bブロック代表:うろん選手
メインキャラクター:DNAマン

公式ダッシュボードで世界ランキング1位常連のトッププレイヤーの1人。「いいね持ち」使いのトッププレイヤーでもある。

二つ名に使われている「ぶんぶん」はARMSで両手アームを振り回す行動をさして使われる用語だ。

両手同じアームで単純行動を繰り返すプレイスタイルを揶揄して使われることもあるが、うろん選手の場合はアーム射出のタイミングと軌道を極めて緻密に調整して戦っているのでこれには当てはまらない。シニカルな二つ名に会場では笑いが起きた。

 


Cブロック代表:あなほりし選手
メインキャラクター:?

複数キャラクターを高いレベルで使いこなせる「多キャラ使い」の1人として認知されているプレイヤー。JGP公式提携大会「春拳 Spring Fist powered by Twitch Prime」で準優勝の実績がある他、非公式大会でもプロプレイヤーを何度も倒している決勝常連の強豪選手。若いので会うたびに大きくなっていてびっくりする。

 

Dブロック代表:DTN|Shateau 選手
メインキャラクター:ドクターコイル

プロゲーミングチームDeToNator所属。プロになる以前に公式提携大会「闘会議2018」で優勝、現在JGPのチャンピオンベルトをPega選手以外で巻いた唯一の選手。海外では「monkey」の愛称で親しまれている。

ファイナリスト常連のため意外ではあるが、プロになってから公式大会、海外大会ともにまだ無冠である。今回は大会前から闘志がみなぎっていた。

 

試合結果

準決勝第1試合

○ジン選手 2-0 ●うろん選手

動画はこちら

準決勝第2試合

○DTN|Shateau選手 2-0 ●あなほりし選手

動画はこちら

 

決勝戦は ジン選手とDTN|Shateau選手の勝負となった。決勝のみ、BO5で行われる。

決勝戦

○DTN|Shateau選手 3-0 ●ジン選手

動画はこちら

DTN|Shateau選手が使うドクターコイルへの対策としてスプリングマンを選択し観客を驚かせたジン選手だったが押し切られ、メインキャラのキッドコブラを出すも今一歩及ばずストレートでDTN|Shateau選手が勝利した。

東京大会はDTN|Shateau選手が優勝。そして11/23(金・祝)に京都で行われる全国決勝にはDTN|Shateau選手、ジン選手が出場することが決まった。

会場には親御さんもみえていたとのこと。活躍する姿を見せることができた。
Shateau GG !
矢吹プロデューサーからお祝いのコメント
最後は恒例の挨拶「ば〜ね〜!」で幕を閉じた

 

JGP18 東京大会 終了後

ステージを降りた矢吹プロデューサーはいつものように限られた時間の中で写真撮影とサインに応じてくれた。普段直接コミュニケーションを取る機会の無いファンにとっては貴重な時間だ。

ファランクス愛が強すぎるオヒョ氏さんに戸惑う矢吹さん
僕も撮ってもらいました。家宝!

 

僕が行っている「豪腕」というARMSの対戦イベント企画に参加してくれたメンバーとも(全員ではないが)記念撮影ができた。

TEAM豪腕と過去出場選手で!

普段オンラインでイベントも行うため、みんな住んでいる場所も日本各地バラバラ。この日はじめてお会いできた方もいる。プレイヤー同士交流できる貴重な機会にもなった。

【宣伝】
11/11(日)18:00〜 第伍回 豪腕拾先 ぽこやん vs ゆき
という、ARMS強豪プレイヤー2名による10先対決番組を配信します。大阪まで出張し現地から中継します。よかったら観て下さい!
http://go1-arms.com/ft10-5/

 

次は11/23(金・祝)JGP18京都大会

去年とは大きく異なる条件で行われたJGP18。他タイトルとの合同開催ということでどのような展開になるか気にしていたが、昨年の良い雰囲気を残した紛うことなきARMS JAPAN GRAND PRIXだった。限られた条件の中で素晴らしい大会を開催して下さった運営には感謝しきりである。

11/23(金)には京都大会と全国決勝大会。今年の王者が決まる。

京都大会にも多くのトッププレイヤーがエントリーしており、さらに海外からはARMSで初のプロプレイヤーGore Magala選手と、EVOやSCRはじめ多くの海外大会で優勝・上位入賞しているTwinedfive0選手が来日する。

東京大会以上に激しい戦いになることは間違いない。京都大会出場選手、そしてDTN|Shateau選手、ジン選手にもがんばっていただきたい。

そして気になる小学生以下部門。エントリー数は一般部門よりもずっと多かったそうだ。まだ知らぬプレイヤーがどんなプレイをするのか大変楽しみだ。

次の記事ではJGP18東京大会 DAY2、小学生以下部門のオフレポをお届けする。

れいちぇるも一緒に参加者みんなで。JGP18東京大会 オツカレオツカレ!!

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